◆平成24年関西大学校友会「新年互礼会」に出席

2012年1月14日(土)

平成24年1月14日(土)午後6時から(大阪・梅田・新阪急ホテル「紫の間」)関西大学 校友会「新年互礼会」が開催され経済人クラブを代表して出席してきました。(今回は、副会長の稲田、栗原 両氏と会計監査の前田、安達 両氏、女性部会及び若手部会幹事の能川、長谷川 両氏にも特別参加いただきました)

出席者は、法人、教学、教育後援会、議員、首長、校友会役員、地域支部責任者、職域会、同期会、ゼミOB会、関係校友会、各種団体の責任者の人達263名が参加されました。
司会は総務部副部長の大東 恭治氏、仁井 ひろみ氏(当クラブ・女性部会幹事)が担当され、例年通り、応援団吹奏楽部の演奏をまじえて、式次第は、開会の挨拶、学歌斉唱、校友会会長の挨拶、来賓の紹介、理事長及び学長の祝辞、常務理事の乾杯、懇親、逍遥歌、副会長の閉会の挨拶と予定通りにて終了しました。主たる内容は下記の通りです。


1.寺内 俊太郎 会長(当クラブ顧問)の挨拶:
今年は会長に推挙され、就任して3年目最後の年となりました。母校愛に燃えている校友の皆様と「総力結集・実行・熟慮・断行」をテーマにかかげやってまいりましたが、この一年はさらに頑張って最後の「有終の美」をかざれる年にしたいとの抱負が述べられました。

2.上原 洋充 理事長 (当クラブ名誉会長):
今後の国際的発展を目指して建設された南千里の留学生会館に加えて、千里津雲台の国際交流会館及び建設用地を3月末までに取得して、4月から開校し、国際交流の拠点として、アジア太平洋の関係を深めて行きたい。
本学は、西日本の高校生の志願度が一番になり、本年度の受験生は8万6千人に達している。(一人で沢山の大学を受けることはすくなくなってきた)私学では、5番以内を目指して頑張っていきたい。昨年の受験生の倍率は5.5倍(例:関学は3.6倍)。
昨年の就職希望者の就職率は94.3%で今年度はユーロ圏において暗雲が立ち込めており就職は厳しい状況が予想され、先生がたには一段と力をいれていただきたいとの要望があった。

スポーツに関して平成21年はアメリカンフットボール、22年はサッカー学生日本一に輝いたが23年度はメジャーにおいて今一歩結果がでなかつた。一方フィギイアスケートにおいて高橋 大輔君が世界において関大魂で大活躍したことは賞賛したい。女子ではジュニアーで優勝した宮原さんに今後期待したい。今後優秀な選手の確保と同時に、監督・コーチの熱意ある指導を期待したい。大学も企業と同じように国際化が進んできており、念頭に際して皆様方のご支援、ご協力をお願いしたい。

3.楠見 晴重 学長:
就任して2年経ち、最終の年になった。昨年は災害列島の年になった。本学の学生の実家被災者は50名おり、義援金と授業料の免除等を含めて今後とも積極的に支援していきたい。
本学は、アジア太平洋のハブ大学として機能さしていきたい。千里の二つ建物を国際寮として機能させ学生の国際化を進めていきたい。
現在、上海、バンコック、台湾に対外事務所を設立。ベトナムにも設立する予定である。
今後10年以内に成人人口が100万人台に減少する。本学はアジア・太平洋の大学として機能していく。最後に、平成23年度に寄付金の税額控除金がかわり(例:6万円に対して5千8百円だったものが2万3千円還付される)校友会の皆さんには学生のためにわずかな寄付でもお願いしたい。(学長は各テーブルをまわりお願いされた)

当日は、経済人クラブに所属する多くの方々とご挨拶とご懇談が出き、特に本学理事の野村さん(大阪ガス会長)萩尾さん(大阪国際会館社長)南部さん(パソナ社長・東京経済人クラブ会長)ともお会いできたことは今後の経済人クラブにとって大変よかったと思いました。
 最後に、毎年、この新年会に出席されていました冬柴鉄三氏(公明党元幹事長)が昨年12月7日に75歳でご逝去され、輪の中心のなかで共に肩を組み元気に「逍遥歌」を歌っておられた姿がないのが残念でありました。心からご冥福をお祈りいたします。

 新年にあたり私の高等学校の先輩安岡正篤氏の「六中観」の言葉をお送りします。

忙中閑有り 苦中楽有り
死中活有り 壺中天有り
意中人有り 腹中書有り

(関西大学経済人クラブ 代表幹事 田合 邦臣 )