◆関西大学経済人クラブ第197回例会

2012年11月5日(月)

関西大学経済人クラブ(会長 西村太一)第194回例会は平成24年11月5日(月)午後6時より、大阪・梅田 大阪新阪急ホテル2階「花の間」にて、村上 康司氏(当クラブ副代表幹事 H6学法)の司会にて、来賓に学校法人関西大学理事長池内 啓三様(10月1日ご就任)当クラブ名誉顧問 一軸 浩幸様、畑下 辰典様及び当クラブ顧問・校友会長 寺内 俊太郎様のご臨席えて開催された。

副会長の栗原 照次郎氏(S35学商)の開会の挨拶にてはじまり、今回は新理事長に就任されました池内 啓三先生から私学を取り巻く厳しい社会情勢の中、2016年に迎えます130周年に向けて、今後4年間の関西大学の進む道等につき、ご就任の抱負を交えてお話しいただきました。

主たる内容は
1.大学の現状(13学部、12の大学院、職員は1、625名の教職員含めて3、340名、生徒、学生数34,942名プラス3,600名、2016年には創立130年を迎える)
2.学習から学修へ(・次代を生きる若者や学生に、生涯学び続ける力、主体的に考える力、未知の時代を切り拓く力を育成する、未来を形づくり、社会をリードする大学へ・そのために、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、知識の伝達・注入を中心とした授業から主体的に問題を発見し解を見出していく能動的学修を中心とした、学生の主体的な学修を促す質の高い学士課程教育へと質的に転換)
3.事業の選択と集中(教育・研究活動のPDCA・計画・実施・評価・再起動のサイクルを目指し諸改革に全力投球している。6年前の長期ビジョンの作成・Think By Act:考動する大学。10年間の長期経営計画・中期計画を評価再起動して検証してこれからの行動計画を立てる。)
4.田中文部科学大臣の発言と文科行政について(4年生大学は1990年507校、その後276校増えて現在783校あり、私学が増え50%以上が定員不足、783校は多すぎる、許認可をさらに厳しくしていくべきであり、広げるばかりが能ではない。母校法科大学院も苦戦しているがリセットをしなおして改善して日本一の法科大学院にするように努めていきたい。)


最後に、キイワードとして
①解
②チームワーク
③創造
④適格な判断
をあげられ、長年の経験を基に
①教職員の総力を結集して、教育・研究の内実を高める、
②財政の持続的安定性を確保する、
③困難な状況でも、何事からも逃げない姿勢で臨む、
の3点を念頭に、今後4年間、法人の舵取りをしていきたいと決意を述べられました。

懇親会は、代表幹事の田合 邦臣氏の御礼の言葉に始まり、校友会会長・顧問の寺内俊太郎氏の乾杯の音頭にて和やかに開催された。久しぶりにご臨席いただいた畑下名誉顧問から経済人クラブの創立時に貢献された経営者の先輩達からいい先生を紹介された。
今後、歴史上の先輩等の一員として「志」を大事にして大学の発展のために力を発揮する人が出てきてほしい旨が述べられた。
また前代表幹事・現相談役の天野 正氏から93歳になられて元気の秘訣は、「酒とたばこは飲まない」のが現在の私であるとスピーチをいただいた。

また今回、代表幹事から経済人クラブの中に運営委員会が発足した旨が報告され各委員を紹介された。
①総務委員会(委員長:大倉幾三郎 副委員長:加藤拓、仁井ひろみ)
②広報委員会(委員長:伊藤晃充  副委員長:永尾俊一、伏見義人)
③研修委員会(委員長:志水利達  副委員長:本間敏司、長谷川真理)
④財務委員会(委員長:生田圭一  副委員長:能川夏代、吉見淳史)
なお、総務、広報は栗原照次郎 副会長に、研修、財務は稲田昌三 副会長に担当していただくことになりました。
特別参加として鬼塚 静信氏(52学社)㈱報知新聞社、 高橋 龍一氏(H1学法)
司法書士市田利夫事務所 、横田 英哲(H4学文独)関特工業㈱代表取締役社長 が紹介された。
会は理事長、自らテーブルを回られメンバーと和気藹藹の懇談の中、稲田副会長の閉会の挨拶にて午後8時30分散会した。

(代表幹事 田合 邦臣)