◆関西大学経済人クラブ第231回例会

2021年9月13日(月)

 関西大学経済人クラブ第231回例会が、2021年9月13日に開催されました。
未だコロナウイルスの終息が見えない状況のなか、緊急事態宣言が延長され中止もやむを得ない状況でしたが、1年半の期間、会場での例会が開催できていないことも鑑み、運営委員会で何度も検討し、最終的に役員会で協議した結果、大阪新阪急ホテルの会場とZoomを利用したWEB形式のハイブリッド方式で開催させていただく運びとなりました。会場におきましては、ソーシャルディスタンスを保ち、感染防止対策を徹底し、ご講演のみで懇親会は開催せず、お持ち帰り弁当につきましては中止しました。

 当日、会場には来賓6名ゲストを含む70名、Zoomでは22名、計92名の参加者のもと開催されました。楠副代表幹事の司会により開会、学歌斉唱、永尾新会長の挨拶の後、ご逝去された森本靖一郎名誉顧問と栗原照次郎相談役のご冥福をお祈りし黙祷を捧げました。今年5月に当クラブ会長を退任された生田相談役と、長年にわたり校友会にご尽力いただいた寺内前会長に対して感謝の気持ちを込めて花束が贈呈されました。また、来賓を代表して芝井敬司理事長、前田裕学長、田中義信校友会長からご挨拶をいただきました。

 その後、校友会副会長で株式会社コノミヤ代表取締役社長の芋縄隆史様から「すべてはお客様のために」~お客様に愛され好まれるスーパーコノミヤ~というテーマでご講演いただきました。城東区鴫野に昭和30年に衣料品店として創業した「好屋(コノミヤ)」でしたが、昭和37年に火災により店舗を焼失、焼け跡から何とか残った商品を販売したのが、スーパーマーケットの始まりでした。その際、お客様からの温かい言葉や応援をいただいたことを忘れず、恩返しの気持ちをもって、今でも事業を通じて社会に貢献するという基本理念で商売を続けられています。昭和47年10月にコノミヤ1号店(鴫野店)がオープン、小学3年生からスーパーの手伝いをしていた芋縄社長ですが、幼少期は身体が弱く病気がちだったそうです。関大一高校に入学してからはアメリカンフットボール部に入部し、関西大学でもご活躍され、当時2部リーグだったアメリカンフットボール部を1部に昇格、勝って涙する貴重な経験をされました。卒業後は株式会社コノミヤに入社、32歳で社長に就任されました。他社が撤退した店舗を買収、独自の経営理念とノウハウでその店舗の売上をアップさせ、M&A等で事業を順調に拡大され、現在では92店舗、従業員数7500人、グループ売上高1300億円まで成長されました。2020年においては、業界の売上規模では6番目ですが、成長率はダントツのナンバー1を達成されています。

 また、スーパーマーケットだけでなく以下の7つの事業を経営されています。
① スーパーマーケット事業(コノミヤ・トヨダヤ・おくやま・ワンダー)
② フードバンク事業(食品ロス削減)
③ 外食事業(ちゃんこ・焼肉『好屋』)
④ スポーツ事業(なでしこリーグ『コノミヤ・スぺランツァ大阪高槻』)
⑤ エネルギー事業(太陽光・ガス発電、蓄電、販売)
⑥ アグリ事業(鎌田牧場)
⑦ リース・システム事業

 ボーイスカウトやアメリカンフットボール、交通事故で「世の中に生かされている」と感じた経験をもとに、人生のゲームプランを立てて、従業員・取引先・お客様の幸せにすることを目標として経営されています。高規格救急車や救急艇を寄付の他、読売テレビ24時間TVに23年間協賛、親子文楽体験・食育体験や18都市と災害物資協定を締結する等の社会貢献だけでなく、「提供する商品やサービスを通じてお客様や地域社会に貢献」「すべてはお客様のために~お客様への恩返し~」の精神で今後も事業発展に努められると締め括られました。仁井副会長から謝辞をお伝えし、閉会となりました。

 終わりに、今回ご講演いただきました芋縄様には、昨年より3回のご講演キャンセルにも関わらず、快くお引き受けいただいたことに感謝申し上げます。参加いただいた皆様も芋縄様のお人柄と経営理念に共感され、ご講演を拝聴できた事にとても満足されていまいした。一日でも早くコロナウイルスが終息し、心置きなく皆様とお会いできることを願っています。

                           代表幹事 村上康司 
                           (平成6年法学部卒)