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◆関西大学経済人クラブ 第248回例会
2025年11月10日(月)
2025年11月10日(月)、第248回例会がホテル阪急インターナショナルにて開催された。会場には80名もの会員が集まり盛会となった。
第1部では、高山茶筅二十代を継ぐ茶筅師・谷村丹後氏をお迎えし、「竹と茶筅」をテーマにご講演いただいた。
1.茶筅師としての歩みと高山茶筅の歴史
谷村氏は“関大一族”としてのご家族とのエピソードを交えながら、家業に戻るまでの経緯をご紹介された。大阪での会社員生活や輸入雑貨販売店経営を経て、30歳で茶筅作りの世界に入られたこと、そしてそこまでの経験が「今の自分の糧になっている」と語られた言葉が印象的であった。
高山茶筅は室町時代より約500年続く伝統産業であり、現在も奈良県生駒市高山町の16軒のみが製作を担っている。世界的な抹茶ブームの影響で近年需要が急増し、日本国内でも“茶筅不足”が起きている現状についての説明もあった。
2.茶筅づくりの工程と「守破離」の精神
講演では、竹が茶筅に形づくられていく映像が上映され、割り・小割・味削り・面取り・糸掛け・仕上げといった工程が紹介された。特に“味削り”は茶筅作りの要であり、竹の強度としなやかさを決める重要工程であることが説明された。
伝統工芸の世界における「守破離」の精神にも触れられ、「まずは先人の技を守り、自分の中に通したうえで、新しい挑戦を重ねていきたい」と語られた。伝統と革新の両立に向けた姿勢は、参加者にも深い共感を呼んでいた。
3.講演後の会場の様子
質疑応答では、竹の種類・価格高騰の背景・海外の抹茶文化の広がりなど、多岐にわたる質問が寄せられ、参加者の関心の高さがうかがえた。最後に副会長より謝辞が述べられ、会場は大きな拍手に包まれた。
第2部の懇親会では、来賓紹介の後、和やかな雰囲気のもと活発な交流が行われた。谷村氏にも引き続きご参加いただき、茶筅や竹に関する質問が飛び交うなど、終始温かい雰囲気で親睦が深められた。
日本文化の源流に触れ、伝統が今をどう生き続けるのかを考える貴重な機会となった第248回例会は、盛況のうちに閉会した。
次回の例会は2026年2月2日(月)に予定。
幹事 松永 昂大(令和2年社会学部卒)