◆第55回例会 新会長に西村治三郎氏 中学長の就任を祝う
1976年10月19日(火)
関西大学経済人クラブ第五十五回例会を十月十九日、午後五時半よりホテルプラザにて開催。さきに逝去された故岡野衛士会長のご冥福を祈り黙とうを捧げた後、新しい会長に西村治三郎氏(大正14 商業科卒 神戸トヨペット株式会社社長)が満場一致で推せんされた。
西村新会長から、法学部中義勝教授の学長就任に対し、心からの祝意を述べ、当クラブ会員の中から、理事長に久井忠雄氏、常務理事に今井康兼氏、理事に吉田鹿之助氏、吉田三七雄氏、泉正雄氏、監事に戸根泰雄氏がそれぞれ重任または新任。評議員会議長羽賀一郎氏、副議長に森正治氏、更に法人顧問に前川信之助氏、増田金一氏が新たに加わり、母校の経営運営に奉仕されることを披露した。
中学長は、「私は生粋の関大人であり、こよなく母校を愛する。正法眼蔵随聞記の〝一念発起して、なにものかになろうと工夫才覚すること〟を信条としている。学園の質的な水準を高めてゆきたい」と挨拶された。
お祝いのパーティーに移り、矢野文雄氏が祝杯の音頭をとり、北新地クラブ山名のマダム以下ホステス嬢たちが花やかさを彩った。
教え子木村吉治氏が師としての中先生を、同期の学友中島徳男氏、沢山政康氏は在学時代の思い出、エピソードを語り心のきづなを深め、和やかに喜びのムードがあふれた。
吉田三七雄氏の鮮やかなタクトで一同青春に帰り、学歌自然の秀麗を高らかに合唱し、中沢俊雄氏の結びの挨拶で極めて盛会裡に散会した。