経済人クラブ(樋口学会長)では、6月19日大阪梅田の新阪急ホテルで第172回例会を開催した。
年度最初の例会のため、事業報告・収支決算報告が行われ、また任期満了による新役員選出などの議案が提案され、出席者全員の賛同を得て承認された。
なお、会長には樋口学氏(25学法・新通代表取締役会長)が再選され、以下28人の役員も選出された(任期は3年間)。
例会では、経済学部教授の浜野潔先生をお招きして、「少子化社会を生きるために-歴史の教訓-」をテーマに語っていただいた。少子化とはなにか、少子化はいつ始まったのか、歴史の教訓などの6項目をわかりやすく説明していただいた。
特に歴史の教訓では江戸時代・米沢藩の人口減少と財政難に立ち向かった上杉鷹山の改革について、自助・互助・扶助の三つの助け合いの精神は、今の世に学ぶべきことが多く、小さな政府を実現し、皆が働く社会を作ることが緊急の課題だとのべられたことが印象的だった。
懇親会は、今回より会員相互の交流を深めるため、円形テーブルで開催され、校友会長代理の寺内俊太郎副会長の乾杯の音頭で始まり、午後8時過ぎ散会した。
(幹事会事務局 田合邦臣)