◆第186回例会 関西大学経済人クラブだより「関西大学の将来展望」

2010年3月1日(月)

関西大学経済人クラブ第186回例会は
平成22年3月1日(月)午後6時から大阪梅田・新阪急ホテル・2階「花の間」にて、来賓として
    当クラブ名誉顧問畑下辰典様、一軸浩幸様、
    校友会会長・当クラブ顧問寺内俊太郎様
を迎え開催されました。

今回は昨年10月、母校の第40代学長に就任されました楠見晴重先生をお迎えし、「関西大学の将来展望」と題してご講演いただきました。

冒頭にバンクーバーで開催されました第21回冬季オリンピック競技大会のフィギュアスケート男子シングルにて高橋大輔選手が日本人として始めて銅メダルを獲得し、又織田信成選手が7位に入賞し、両君が力強く戦って多くの感動を与えてくれたことに対して、又関西大学の名を日本及び世界に知らしめたことに対して賞賛と敬意を表されました。又指導者の佐藤信夫氏が殿堂入りされることも報告されました。

講演の主たる内容は
1.世界大学ランキングに見る日本の高等教育
2.世界大学ランキングのスコア基準
3.世界大学ランキングに見る関西大学の現状(教員一人当たり学生数)
4.世界大学ランキングに見る関西大学の現状(外国籍教員比率)
5.世界大学ランキングに見る関西大学の現状(留学生比率)
6.18歳人口・進学率の推移
7.国公私学校数、学生数、教職員数
8.国公私別学生数、教職員数
9.大学・学生ともに7割以上が私立大学
10.私立大学なくして高等教育は成り立たない。
11.私立大学の公共性・自主性
12.私立大学等経常費補助金とは
13.公財政支出にかかる国私間格差
14.国公私別 家庭の年収構成
15.大学学部の授業料減免の実態
16.公財政の国際比較
17.学生一人あたりの公財政支出教育費
18.一校あたりの公費(税金)投入額格差
19.進学率・学生数国際比較
20.高等教育にかかる私費負担割合



 以上20項目にわたって詳しく語っていただきました。大学の実態がよくわかり、進むべき方向を示唆された先生に感謝を申し上げると同時に、経済人クラブの一人ひとりが大学の発展のために常に意識し貢献していきたいものです。

懇親会は当クラブ名誉顧問畑下辰典氏のお礼の言葉と乾杯の音頭ではじまり、
新入会員中井邦夫氏(45学法)の紹介、また、特別参加の
 植松康太氏(H17学法)、小椋孝夫氏(50学工土)、
 加藤拓氏(40学工電)、塩田貴美代氏(55学法)、
 東口和文氏(H2学商)、福本永成氏(47学商)、
 堀好夫氏(39学工機)、森下功氏(46学法)杉本氏(48文仏)
の9氏が紹介され各人からスピーチをいただき有難うございました。この機会に是非皆様の入会をお待ちしております。

なお今回当クラブの副代表幹事の水野芳夫氏のご友人でインドネシア、バリ国際マラソン協会会長のイダ・バグス・アンタラ氏及び令夫人も参加され国際色豊かな懇親会になりました。

参加メンバーの熱気ある交流のもと午後8時30分散会しました。

      (代表幹事 田合 邦臣)