◆女性部会報告 「日中経済フォーラムIN上海2010」 平成22年6月26日~28日

2010年6月26日(土)

先日、このホームページに寄稿下さった方の出身校神戸市外国語大学は8割が女子であるのに、同窓会は男性に占められているそうです。

我校は戦後共学になりましたが、女子の昭和20年代卒、30年代卒の方々は数少ないです。その多くの方を存じ上げていると自負していますが、その方々は多方面で活躍されていらっしゃっていて、学校の行事にも積極的に参加されていますが、やはり少ないです。20年位前から文学部、社会学部は女子大のような感があります。
しかし、私の所属している経済人クラブにしろ、政治学会にしろ、女子の数は少ないです。
折角の人生です。一生勉強を続けるべきです。各方面の有能な先生の講義を受けたり、また、美しい物を鑑賞したり、美味しいお料理を頂いたり、そういった楽しい企画を立てています。
このホームページにその企画を載せますので、奮ってご参加ください。また希望をお寄せください。

先日、楠見関西大学学長を長に経済学部の教授方や、経済人クラブ、中国からの留学生等二十数名で「復旦大学・関西大学経済フォーラム」に参加すべく、上海へ3泊4日で出掛けました。

二日間は朝から晩まで、復旦大学内に於いて、先方の先生方と講演とディスカッション三昧でした。「オリンピック・万博後の経済発展」が最大のテーマでした。先方の教授方は全員流暢な日本語で対応され、全然違和感なく会議が進行されました。今、復旦大学の校内に日本センターが建設中で、益々日本との交流を重視されるようです。
大阪の万博会場に歩いてでもいける距離に職住のあった私は、もろに右肩上がりの日本経済に恩恵を受けました。中国もそれが狙いだと思いますし、そうであって欲しいですね。

 中国側の議題は4人の先生とも農業の危惧について講演されました。
共産圏に於いて、それ故にやり方次第で発展する方策が存在すると聞きながら思いました。
ただ、中国は上に立つ人の搾取が問題だと思われます。以前からそれが気がかりで水滸伝等の昔の書物を読んでいますが、清廉潔白で民を思いやる人物が多々居られます。今一度、総体的に具体的に実行していただきたいと個人的に先生方と討議しました。


 上海の街全体は日本、欧米に見られない、異様と言うほどの発展が繰り広げられています。
高層ビルが広い上海中に林立しているのです。マンハッタンやシカゴ等に見られる、中心部だけでなく郊外と思われるところまでびっしりとです。まだまだ建設がそこら中で続行中です。かの国の発展が立証されています。25年前に訪ねた中国とは雲泥の差です。警備面も…。

一日だけ、万博会場に行きましたが、大阪の時と雰囲気が全く違いました。他の国は知りませんが微妙に違うのです。大阪万博や花博の華やかさが無く、建物、各設備や付帯私設が「なんだかなぁ」と思われたし、バスやフェリーの乗降の整理に合理的な要領が必要です。
街中の商店しかり、日本のきめの細かさに再度感謝し、納得しました。
しかし、一党独裁の底知れぬ力に直にふれ、揺れる現在の日本が心配になりました。

                   女性部会 能川夏代