経済人クラブ(会長 西村 太一)第190回例会は
平成23年2月14日(月)午後6時より、大阪・梅田 大阪新阪急ホテル2階「紫の間」にて、来賓に、当クラブ名誉顧問の畑下 辰典 様、一軸 浩幸 様、当クラブ顧問・校友会会長 寺内 俊太郎 様 及び去る1月5日サッカー全国大学選手権にて母校に43年ぶりに優勝をもたらしていただいた島岡 健太 監督をおむかえして、前衆議院議員 北川 知克氏(昭49学法卒)に
「政権交代はしたけれど・・・」
と題してご講演いただきました。
「政権交代から早や1年5ヶ月が経過したが、しかし新政権は、国民の期待に応え、不信感漂う政治、伸び悩む経済、生活の将来不安等の諸問題を解決し社会全体の閉塞感を打破し、日本社会をよりよき方向に進めているのかはなはなだ疑問」だと提起され
①政権交代とは
②マニフェストについて
③新内閣について
④政党政治の危機
⑤政治に対する信頼(政治と金)
⑥ねじれ国会について
⑦年金問題から見る今後の政治課題と日本社会のあるべき姿、
以上七項目について幅広く述べていただきました。
特にこれまでの政治が「権力」を得ることを目標としてきた結果、弊害が出てきたことを指摘し、アーノルド・J・トインビー氏の
「社会が衰退して行く時の現象」
(①国民の心にエゴイズムが生じ大きくなる
②国民が自立心を失う
③指導者が大衆迎合を始める
④若者の指導を怠るようになる
⑤幸せを金や物の量で量るようになる。)
を紹介され、また、今後の、「ものの見方」についても、安岡 正篤 氏の語録から
「①目先だけを見るものと、長い目で見るもの
②一面的に見るものと、多面的・全面的に見るもの
③枝葉末節を見るものと根本を見るもの」
以上の3つをとりあげられた。
「政治」というものを再度、冷静に「正義」をもって考え、行動する時期にきたのではないかと痛切に感じざるを得なかった。
参考資料[pdf]>>>
懇親会は、畑下名誉顧問から、学歌に歌われている「正義」について熱く語っていただき、乾杯の音頭で始まり、
又、寺内会長からサッカー部優勝のお祝いの言葉と祝杯をいただき、島岡監督には天野正相談役よりお祝いの金一封、能川幹事から花束が贈呈された。
島岡監督からは当クラブに謝辞が述べられ、また当クラブ会員でサッカー部後援会会長の市田 利夫氏(45学法)から活動支援のお礼の言葉があり、
会は、外の雪中の寒波を忘れ、講師、監督を囲み、熱い交流の輪がひろがり、午後8時45分散会した。
なお、今回新入会員として、
小野 昭夫氏(40学文新)、藤原 輝之氏(59学法)
又特別参加として
河野 賢治氏(57学商)福田 平司氏(45学商)が紹介された。
(代表幹事 田合 邦臣)