【開催日時】 2011年8月5日(金)17:30~19:30
【開催場所】 臨床研究情報センター
(Translational Research Informatics Center:TRI)
神戸市中央区港島南町1-5-4 ポートアイランド内
http://www.tri-kobe.org/access/index.html
【講 演】 「Rap1シグナルによる接着動態と増殖応答の制御」
関西学院大学 理工学部 教授 片桐 晃子
本演者らはこれまでRap1-RAPL-Mst1という3種類のタンパク質分子が
連続して活性化されて、リンパ球などの接着・遊走のスイッチをいれる
とともに、過剰な増殖応答を抑制する働きがあることを見出した。
RAPL或いはMst1の欠損が、自己免疫疾患やリンパ腫の発症を引き起こす
機構について説明する。
【講 演】 「診断技術への適用を目指したDNAナノテクノロジー」
関西大学 化学生命工学部 准教授 葛谷 明紀
近年、生体内では遺伝情報の記録を司っているDNAを純粋に化学材料・
素材と見なし、竹細工における竹ひごのように利用して、望みのナノ
構造をDNAで編み上げるDNAナノテクノロジーという研究分野が発展して
きている。本講演では、将来的な人工抗体開発を目指した研究例として、
タンパク質1分子を摘んで単分子レベルで可視化・検出ができる長さ170 nm
の小さなペンチの作例を紹介する。
19:30~ 情報交換会
【お申込み先・お問合せ先】
関西大学 社会連携部産学官連携センター
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
TEL:06-6368-1245 FAX:06-6368-1247
E-Mail: syakairenkei@ml.kandai.jp
【主催】関西大学社会連携部産学官連携センター、
関西学院大学研究推進社会連携機構
【後援】神戸市、財団法人先端医療振興財団、 独立行政法人科学技術振興機構