◆経済人クラブ第212回特別例会

2016年10月26日(水)

大自然の中で芋ほり等体験
東西経済人クラブの交流も


 経済人クラブ(栗原照次郎会長)第212回特別例会が、10月26日(土)に開催され、ゲストを含め37人が参加した。

 年に一度の特別例会は、通常例会による講演形式とは違い、これまでにも酒蔵コンサートや工場見学など様々な企画を実施してきた。今回の特別例会は、おいもさんのお店「らぽっぽ」、たこ焼きの「道頓堀くくる」を全国展開する、当クラブ副会長を務める永尾俊一氏(白ハトグループ代表)が経営する、茨城県行方市にある農業テーマパーク『なめがたファーマーズヴィレッジ』の体験型見学ツアーを企画、関東ということもあり、相互の一層の交流も含めて東京経済人倶楽部との合同での開催となった。

 一行は、9時40分東京駅に集合し、貸切バスで一路なめがたを目指した。車中では、今年の新卒校友で、なめがたのスタッフとなった中野聖美さん(平28学文)から施設の魅力を語っていただくと共に、農業テーマパーク開設に至るまでの、白ハト食品とJAなめがた、地元さつまいも農家との協力や東日本大震災への対応などを記録したDVDを鑑賞、永尾社長からは後継者のいない日本の農業の現実等を説明いただき、しっかりと予備知識をつけた。

 現地に到着。まず、温度・湿度管理によって長期保存を可能にした巨大なJAのサツマイモ貯蔵施設を見学、続いて、会員が自分の畑を持ち、プロの指導でいろんな野菜を育て、収穫する感動を味わえるロイヤルファームを見学、その広大な敷地面積に圧倒された。

 昼食は、朝に採れた新鮮な野菜を材料に使った、食べても肥らない料理に舌鼓をうち、普段知ることのない野菜の育て方などの裏話も聞くことができ、アルコールのピッチもかなり上がった。
 こちらの施設は、積極的に若者を採用し、地域と協力しながら日本の農業を躍進させる農業テーマパークとして注目されており、テレビ等でも数多く紹介されている。食後、セミナールームで、実際に働く若者たちの生の声を聞き、情熱が伝わり、こちらもやる気と元気をもらった。

 続いて、焼き芋ファクトリーミュージアムを見学、子供から大人まで楽しめ、廃校となった小学校跡地が最大限に活用されていた。見学には、宿題帳も用意されており、全問正解を目指して、一心不乱に童心にかえるひと時を過ごした。

 最後は、「芋掘り」と「おかし作り」を別れて体験。子供のように笑顔満面で土を掘り返し、大きなサツマイモが現れて喜び合う姿が印象的だった。普段の生活にほとんどない大自然に囲まれた雰囲気の中で、夢中になるひと時を過ごし、参加者全員が満足して帰路についた。  

                             (幹事 吉見淳史)
                     (校友会事務局=06-6368-0041)