◆関西大学経済人クラブ 第214回例会

2017年6月13日(火)

新会長に生田圭一氏が就任
船井総研中谷社長の講演聞く

 経済人クラブ(栗原照次郎会長)第214回例会が、6月13日に大阪新阪急ホテルで開催され、クラブ名誉会長の池内啓三理事長、名誉顧問の上原洋允・畑下辰典両法人顧問らの来賓と特別参加者を含め94人が出席した。

 年度最初の例会となるため、例会に先立ち、会員による平成29年度総会を開催。栗原会長挨拶の後、平成28年度事業報告・会計報告、規約の一部改正、任期満了による役員の改選などの議案が審議され、規約の改正では、参与職の新設、入会金の明文化、優待会員の当日会費半額の廃止などが原案どおり承認された。
また、役員改選では、栗原会長の勇退により、新会長に生田圭一副会長が就任。副会長に仁井ひろみ副代表幹事が、副代表幹事に楠隆夫・横田英哲両幹事が追加就任し、幹事にも新しく10人が就任する役員案が承認された。
生田新会長の就任挨拶の後、栗原前会長に記念品を贈り、これまでの尽力に謝意を表して総会を終了した。

 第214回例会は、学歌斉唱、生田会長挨拶の後、早速、第1部講演に移り、講師に㈱船井総合研究所 代表取締役社長 中谷貴之氏(平3学文)を迎え、中谷氏から約1時間に亘り『働き手不足時代の中小企業利益3倍業績アップ方』というテーマでお話いただいた。

中谷氏は、最初のテーマ「採用一番化、定着一番化が業績アップの最短距離!」について、
①人・人・人の時代、中小企業の社長の仕事は採用、
②採用ファースト、社員満足ファーストが業績をあげる、
そして「中小企業の働き方改革と生産性アップ法はこう進める!」では、
①残業、休日出勤の時代ではなくなっている、
②機械化、Ai化などを推進し、成果主義を見直す、
③業界一狭い専門にすることで高収益を考える。
以上について、全国のコンサルティングを受けられている中小企業の実例をあげながら、配布資料をもとに詳しく説明され、さらに船井総研を実験場にして成功した事例を中小企業に提案する実績を強調された。
また、個人主義のコンサルティング会社からチーム主義のコンサルティングへ変更することにより、業界にない変革を行ってきたことを強調され、今後の中小企業のあり方を述べられた。最期に、「ちょうど本日、㈱船井綜合研究所の時価総額が過去最高になった」と報告され、講演を結ばれた。

 その後、講師を囲んでの懇親会では、池内理事長の挨拶、寺内俊太郎校友会長の乾杯の後、サプライズ参加で、去る5月20日、東京・有明コロシアムでWBC世界ライトフライ級王者ガニガン・ロペス(メキシコ)と対戦し、世界王座獲得に成功した拳四朗選手(平26学人健)の参加で懇親会は大いに盛り上がり、写真撮影、サイン会で賑わった。                     (幹事 吉見淳史)